あさい農園の野菜生産における最大の特徴は、すべての技術クルーが現場で新しい技術開発に取り組みながら、「もっとおいしく、もっと効率よく」をテーマに、お買い求め頂いたお客様に喜んで頂けるよう日々努力しています。大学や研究機関、農業関連企業と共同研究開発の体制で取り組むことで、自社単独では難しい技術テーマに取り組めたり、研究開発のスピードを向上させることもできます。
地球温暖化や世界各地での干ばつや異常気象など気候変動に関心が高まり、2050年には世界人口が100億人を突破すると言われる中、食糧の安定供給に貢献するため、私たちは農業現場にイノベーションを起こせるよう日々挑戦してまいります。
あさい農園・研究ハウス
おいしいトマトやカラフルなトマト、新しい機能性を持つトマトなど、世界中から収集した特徴のあるトマト品種について、あさい農園の研究棟において栽培試験を実施、評価して、実用化に向けた研究開発に取り組んでいます。
通常トマトの品種開発にはとても長い年月を要しますが、三重大学との共同研究により開発期間を短縮する技術開発にも取り組んでいます。
生産工程管理の標準システム化
近年、急激に農業者の高齢化が進んでおり、1人で農業をやる時代から、株式会社や農事組合法人などの組織で農業経営を行う経営体が増加しています。あさい農園では農業生産現場の生産性向上を実現するため、業務の標準化およびシステム化の研究開発に取り組んでいます。現場の技術クルーが日々抱える課題について、仮説を持ち、検証しながら課題解決に取り組みます。
植物生育診断装置
農林水産省の委託プロジェクト研究「人工知能未来農業創造プロジェクト」において、愛媛大学を中心とする7社のコンソーシアムを構築し、「AIを活用した栽培・労務管理の最適化技術の開発」に取り組んでいます。リアルタイムで植物生体情報をセンシングすることにより、植物の成育状態、光合成量、色づき計測など、経験や主観によらない生育状態を多元的に把握し、栽培管理技術の最適化や収穫量予測などに活用します。
トマト収穫作業ロボットイメージ
株式会社デンソーとの共同研究開発により、トマト収穫作業ロボットの開発に取り組んでいます。世界的に農業人口は減少傾向にあり、限られた労働力の中で効率的に食糧生産を実施する為、人間が眠っている夜間に自動で収穫作業をしてくれるロボットを開発することで農業者の負担を減らし、農業の労働生産性向上に寄与できると考えています。